やさしいピアノシリーズについて
演奏しやすくアレンジした〈やさしいピアノ〉シリーズ。
アレンジスタイルや難易度に応じて3種類ありますので、それぞれの違いをご紹介します。
大まかな違い
詳細は下で個別にお話ししていますが、大まかには以下の表のようになっています。
電子楽譜の価格は3種類とも同額ですので、ご自身のレベルや用途に合わせてお選びください。
やさしいピアノ
ピアノを始めたばかりのかたや、苦手だけど…というかた向けです。
できるだけ白い鍵盤だけで弾けるようにアレンジしています。
ピアノは両手とも基本的に単音で、和音はありません。
右手は、メロディーに専念します。
左手はベース音を弾きますが、可能な限りドレミファソだけで弾けるようにしています。(※コードに指示がある都合はそれ以外の音を使用する場合があります)
右手が止まっている(伸ばす音を弾いている)ときは、左手で飾りを入れています。
前奏はメロディーの一部を流用し、後奏は前奏とほぼ同じですので、練習内容も削減するようにしています。
解説つきの楽譜の場合は、難しい可能性がある部分の簡単ヴァージョンも掲載しています。
また、アドバイスは演奏技術よりも「見せるポイント」をわかりやすい言葉で説明しています。
やさしいピアノ+(プラス)
上の〈やさしいピアノ〉より、一歩進んだ難易度のアレンジです。
原曲の調のままですが、難しい調の場合は近くの弾きやすい調(概ね♯♭3個まで)に移調することがあります。
和音は1オクターヴ以内ですが、難しいそうな箇所は省略できる音を( )で表記しています。
ピアノはメロディーをなぞりながら伴奏も弾きます。
右手は、小指側でメロディーを弾きながら、親指側で伴奏の和音を弾きます。
メロディーが込み入っている場合は伴奏を省略します。
左手は基本的にベースラインですが、裏拍に伴奏が入る場合があります。
解説つきの楽譜の場合は、陥りやすいミスなど演奏上の注意点を中心にお話ししています。
演奏技術や歌の表現など、一歩踏み込んだアドバイスをしています。
やさしいピアノNEXT(ネクスト)
弾き歌いに特化したアレンジです。
原曲の調に従い移調はしませんので、ある程度慣れているかた向けです。
ピアノは伴奏に徹し、メロディーラインはなぞりません。
伴奏は一般的な合唱の伴奏より簡単ですが、歌わないと伴奏だけになってしまいますので、何の曲かわからなくなります。
歌は歌声だけという難しさがありますが、より弾き歌いらしい演奏が可能です。
(児童に対して演奏する場合、メロディーを明示するためにピアノ伴奏に負けない声量が求められます)
伴奏の基本構成は右手和音+左手ベースですが、両手に飾りのフレーズが入ることがあります。
解説つきの楽譜の場合は、歌と伴奏の関連などを含めたポイントや注意点を中心にお話ししています。
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